翻訳のクラス
UC Berkeleyには翻訳のクラスがありました。日本語を母国語とする学生は英語から日本語へ、英語を母国語とする学生は、日本語から英語へ文章を翻訳するクラスでした。Berkeleyには、知り合いもほとんど居なかったので、このクラスで日本人と日本語に興味のある学生と知り合うことも目標にしていました。
その時指導されていたH教授がtoothpasteを何と訳すかいつも気にかけているとおっしゃっていて興味深かったです。私を含めた日本人留学生は、"はみがきこ"と訳せばよいのではないかと教授に伝えましたが、教授は、歯磨き粉とは厳密には粉末タイプのものではないかとおっしゃって厳密に翻訳すれば"練り歯磨き"とでもなるのだろうけど日常生活では使われていない言葉なので歯磨き粉と訳すがいつも抵抗が有ると言われていました。確かに、我々日本人が何気なく使っている言葉でも指摘されるまでその理不尽さに気が付かないことの例ではないでしょうか。
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